土曜日の夕方にテレビをつけたら、教育テレビで「もしドラ」をやっていた。主人公の声が聞いたことあると思ったら「けいおん!」の秋山澪と同じ声優らしく、そこだけ萌えたのだけど、アニメの方は全然面白くない。
アニメも面白くないが、この主人公がいつも手にしているドラッカーのエッセンシャル版「マネジメント」は文章が教条的で手にしない方がいい。同じく「プロフェッショナルの条件」などの日本独自にシャッフルされたドラッカーシリーズも同じ。
ドラッカーの「マネジメント」は、2世代の翻訳があるらしく
1974年当時のもの
1.「マネジメント」犬田充,村上和子訳 /自由国民社
2.「マネジメント」野田一夫・村上恒夫/監訳 ダイヤモンド社
3.「抄訳マネジメント」上田惇生訳 /ダイヤモンド社
2000年以降のもの
4.「エッセンシャル版マネジメント」上田惇生訳 /ダイヤモンド社
5.「マネジメント無修正版」有賀 裕子訳 日経BP社
6.「ドラッカー名著集マネジメント」上田惇生訳 /ダイヤモンド社
昔の経営者だと野田一夫訳で読んでいると思うが、すでに廃刊になっている。完訳であればなぜか数年前に日経BPから「無修正版」なるものが出たが、4分冊で1万円以上するので図書館で借りた方がいいだろう。
ついでながら、ダイヤモンド社の上田訳エッセンシャル版よりもアマゾンで原書を買う方が安い。自由国民社の犬田充訳は原文に忠実に訳しているので、図書館で借りてペーパーバックと並べれば原書も読破できると思う。
ドラッカーの本の中では「創造する経営者」が好きで、この本は「現代の経営」の発展で事例が多い。すべて本当にあった事例に対する観察と思考の過程が面白いが、これも上田訳ではなくて野田一夫訳をおすすめする。
このあいだアマゾンのサイトを見ていたら、GEの会長だったコーディナーが1956年に書いた「これからの経営者」を見つけた。ドラッカーが「現代の経営」を書いた1950年代のクライアントだ。GEはこの時すでにアメリカだけで25万人以上の従業員を抱えている。パラパラとめくってみると、序文からしてすでに格調高く背筋が伸びてしまう。中身に関係ないが装丁の絵が岡本太郎だ。

