家を建て替える4_すべては照明で決まる

工務店が決まり、間取りが決まり、あとはお決まりの水回りや壁紙などを決めたあとに照明の打ち合わせとなりました。妻も私も照明とはシーリングライトかダウンライトしかイメージが無かったので、最初はダウンライトでお願いしたのですが、LEDのダウンライトは一体型なので切れると電気工事士による本体取り換え工事が必要とのこと。

電気工事士の資格を持っている私としては問題ないのですが、年老いて天井のダウンライトを交換することはやりたくない。ダウンライトはやめてシーリングライトで検討することになりました。

いまシーリングライト業界は超オシャレな製品で溢れています。その中でも話題のメーカー「ARTWORKSTUDIO」のショールームが秋葉原にあると聞き、間取り図を持って訪問しました。さして広くない我が家のLDKですが「ダクトレールでペンダントライトを下げて明るさが足りなければ後から追加」というアドバイスで方向性が決まりました。

他にも照明のメーカーを調べていくうちに「後藤照明」という墨田区のメーカーがハンドメイドでカッコいい製品をいくつも出しています。「ARTWORKSTUDIO」と「後藤照明」のペンダントライトやブラケットライトを見ているうちに、既に決めていた壁紙やら床材が照明と合っていないのでは?と気になり始めました。

床材はオークで決めていたのですが、後藤照明のようなアイアン系のペンダントライトだと力負けしそうな気がします。そこで床材はブラックチェリーに変更しました。ダイニングテーブルもブラックチェリーの一枚板に黒のスチール脚を組み合わせることに。

またキッチンを照らすスポットライトやリビングのフロアスタンドライトは、Alexaから音声でコントロールできるものにしました。これで就寝の際には音声で一斉に消灯できます。

照明計画のついでにコンセント計画も自分で考えました。普通、コンセントの高さは床から25cmが標準ですが、プラグの抜き差しでしゃがむのがキツイ。仮住まいのUR住宅では高さ30cmなのですが大して変わらないので、思い切って40cmにしました。老後の住まいというテーマにも沿っています。

続く

家を建て替える4_パワービルダーと工務店

ハウスメーカーの相見積りと並行して地元のパワービルダーと工務店も10社以上問い合わせしました。あちこちで看板を見かけるDECCS(デックス)は建売住宅と注文住宅を手掛けており、モデルルームを兼ねた本社は家族連れでいっぱいです。「大手ローコストのタマホームやオープンハウスとは差別化したい」という若い夫婦にぴったりで、私達も老後の住まいとしてこれでいいのではないかと思いました。外構のフェンスなども最初から仕様と見積りに含まれていて良心的です。

気になったのは屋根が片流れなこと。セキスイハイムのような陸屋根は論外として、やはり屋根は切妻屋根か寄棟屋根に住みたい。片流れ屋根のメリットとしては太陽光パネルをたくさん搭載できることですが、太陽光発電はやらない方針だったので保留とすることにしました。

次に工務店を2社訪問したところ、モデルハウスの出来にびっくり。初めて「こんな家を建てたい」と思いました。この時点で今まで訪問したハウスメーカーは全て却下し、2社の工務店のどちらかで建てることとしました。

工務店のいいところは間取りも仕様も柔軟なこと。標準仕様もかなりいい物を採用しているのですが、こちらもYoutubeで仕入れた知識で屋根材、外壁材、床材などを細かくアップグレードすることが出来ました。

施工会社が決まり、外装と間取りも固まって、あとは内装の検討になります。

続く

家を建て替える3_コスパハウスメーカー

  • AQ HAUS(エーキューハウス)
  • 新昭和ウイザースホーム
  • 木下工務店
  • ヤマダホームズ

ハウスメーカーの規格住宅を調べている中で、アキュラホームが低コストの規格住宅AQ HAUS(エーキューハウス)を始めたとの記事を見ました。
ホームページも作成途中の様子でしたが、連絡を取ってみるとモデルハウス見学出来ますとのこと。さっそくアキュラホームの新本社とAQ HAUS(エーキューハウス)を見せてもらいました。

アキュラホームは自社施工とフランチャイズを展開している中堅メーカーです。最近は木造でありながら広い開口部が売りなハイスペックな注文住宅も展開していて、坪単価も上がっているようでした。

今年から発売のAQ HAUS(エーキューハウス)は耐震と断熱性能のスペックが高く、間取りを規格にすることでローコストにしています。耐壁構造で1階寝室の壁を取り外すことが出来るので、将来リフォームして広くリビングを使えることもできます。

コスパが非常に良くて、妻とはこれでハウスメーカーは決まりだねと意見が一致しました。とはいえ、数千万円もする買い物ですから、1社だけで決める訳にはいきません。やはり相見積もりは必要だろうと住宅展示場で3社訪問しました。

新昭和ウイザースホーム
君津の住宅メーカー新昭和は自社ブランドがウイザースホーム、フランチャイズブランドがクレバリーホームとなっています。ウイザースホームは軽量瓦屋根に外壁がタイル貼りなので、とても見栄えがいい家になります。太陽光パネルが無料というのにも惹かれました。

Youtubeでオーナー動画を見ると、施主のリクエストにも柔軟に応じてくれそうですし、君津の新昭和展示場には10棟以上のモデルハウスがあるそうで、時間があれば行ってみたいなとも思いました。

木下工務店
完全自由設計でコスパが良く、加えて認定された大工さんによる施工ということで候補にしました。気になったのはダクトレス熱交換型第一種換気システムなので、全部屋のダクトを定期的に清掃しなければならないこと。ダクト位置が上であれば脚立を使うことになり老後に定期的に掃除するのか疑問に思いました。

ウイザースホームと木下工務店は2x4で吹き付け断熱という点で工法が一緒です。坪単価も同じくらいなので、どちらか選択するのは好みの問題と営業マンの差だと思いました。

ヤマダホームズ
いろいろなハウスメーカーが一緒になったヤマダホームズは、規格住宅から自由設計まで何でも揃えています。提案されたプランは屋根が瓦で見栄えと耐久性があり、第一種換気システムがシャープのプラズマクラスター(セキスイハイムは三菱電機製)を採用しています。

ヤマダ電機の関連会社なのでスマートホームが組み込まれていて、就寝時に照明が一斉に消えたりします。後からでもSwitchBotを買えば同じことが出来るのですが、最初から施工してくれるのは面倒がありません。

ヤマダホームズの提案は総二階ではありませんでした。加えてオープン外構を提案されたのでコストがかかりそうです。こちらの説明と違って2階が2部屋しか設計されておらず設計ミスで一般社会では入札落ちです。

続く

家を建て替える2_I条工務店とSKハイム

近くの住宅展示場で一条工務店とセキスイハイムの説明を聞いてきました。一条工務店は一番安いシリーズが2x4、中級シリーズが2x6、ハイエンドが木造軸組工法で、オール床暖房が売りです。展示場訪問の予約時に一番安いシリーズ希望で訪問したのですが、「お客様の土地では北側の斜線規制で一番安い規格品では建たない。中級シリーズで検討ください」と真顔で嘘をつかれました・・・(うちの土地が斜線規制で問題ないことは他メーカーでも確認済み)

いまハウスメーカーは軒並み業績を落としていますが、一条工務店とアイ工務店だけは伸びているので店長も超強気です。厚木工場見学も熱心に勧められました。モデルハウスに来た客を工場見学させて契約させる流れが出来ているのでしょう。これは蓮田工場見学のセキスイハイムも同じです。

気になったのは、使われている住宅設備がほぼ一条工務店オリジナルなこと。故障した際にはすべて一条経由の修理依頼になってしまい、メンテナンスが悪そうです。我が家では、TOTOウォシュレットが古くて2度壊れたのですが、すぐに近所の契約業者が修理に来てくれます。それを考えると、すべての住設が一条オリジナルなのは具合が悪い。

一条工務店は見積りを取らずにやめることにしました。

セキスイハイム

鉄骨プレハブの「セキスイハイム」はブランド名のことで、実際には「セキスイハイム」という会社は存在せず、「東京セキスイハイム」とか「茨城セキスイハイム」のような各地のディーラーが、親会社の積水化学にプレハブユニットを発注する形式を取っています。埼玉県蓮田市の工場から出荷されたプレハブユニットを施主の土地に据付して、あとは下請けの工務店が施工して完成します。

グループ内で受発注をするのでセキスイハイムはプレハブでありながら金額が高い。セキスイハイムオリジナルと称した床材は、実際にはダイケンの安いシートフローリングのOEM品です。使用する建材を見る限りでは積水化学のプレハブ製造原価は非常に低いと思われました。建売住宅と変わらない。

セキスイハイムは60年保証を謳っています。一見良さそうに思えますが、セキスイハイムの見積りだけでメンテナンスしないと保証からは外れます。将来リフォームやリノベーションするにしても必ずセキスイハイムに発注しなければなりません。Youtubeでは「セキスイハイムのような型式適合認定の住宅は避けた方がよい」とのアドバイスがありました。

メリットは外壁がタイルなことくらいでしょうか。鉄骨なので熱橋は間違いなく、流行りの高気密・高断熱とは逆に、暑くて寒いと思われますので、検討から外すことにしました。


続く・・・

家を建て替える1_何から始める?

いま住んでいる家を相続の分筆に伴い、建て替えることになりました。毎日物価が上がっている世の中、ここで建て替えないと体力もお金も無くなることから決断しました。この1年間、建て替えでいろいろな経験をしたので備忘録としてまとめておきたいと思います。

家を建てるにはどうすればいいのか?まずは知り合いの建築家に相談をしました。現在は公共を主としていますが個人住宅の実績も豊富でおしゃれな実例がたくさんあります。あっという間に実測とスケッチを描いてくれました。
普通はここで詳細検討に入るところですが、ウッドショック以降は知り合いの工務店に頼んでも、かなりの金額が掛かるとのこと。デザイナーズハウスの素晴らしい家が建つのは間違いないのですが、夫婦二人の老後の家にそこまでの費用を掛けることは出来ないので残念ながら諦めました。

いま住んでいる家は一度リフォームしており床暖房も快適なので、結論を先送りする案もあるのですが、建て直しで2度引っ越しすることを考えると、やはり今やるしかないように思われます。

この後どうしようかと思っていたら、スーツで言えばイージーオーダーのような規格型住宅があると聞き、メーカーを調べてみることに・・・
有名どころのハウスメーカーも問い合わせしました。トヨタホームやセキスイハイムなどの鉄骨系、2x4系、木造軸組工法の3種類を比較検討するためです。

この頃からYoutubeで住宅系の動画も毎晩観るようになりました。作成した再生リスト数は半端なく、倍速で1000本以上は観たと思います。果たしてYoutubeで仕入れた知識で家が建つのか?

ちなみに「住宅系Youtuber」は住宅メーカーへ見込み顧客を紹介することで手数料を取っています。リクルートのSUUMOと同じ商売です。当然ながら特定のハウスメーカーへの送客を狙っていますので偏った情報も多く、鵜呑みにする訳にはいきません。

この頃からハウスメーカーからの営業電話、モデルハウス見学、打ち合わせ、見積り依頼などで忙しい毎日を送ることになります。


続く